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映画『テラスハウス クロージング・ドア』 ― なぜ彼はフラれるのか ―
監督:前田真人 / プロデューサー:太田大、松本彩夏 / テーマソング:テイラー・スウィフト / キャスト:菅谷哲也、小田部仁、吉野圭祐、島袋聖南、松川佑衣子 / 製作年:2015年 / 製作国:日本 / 配給:東宝 / 上映時間:128分
(※ネタバレ注意)
『テラスハウス クロージング・ドア』を観てきました。
テラスハウスは2012年10月~2014年9月の間、フジテレビで放映されてきた番組ですが、私の周りでも常に「テラスハウス内の人間模様」が話題になっていたと言っても過言でないほど、一時代を築いたコンテンツだと思います。
テラスハウス内で共同生活を送っている一人一人について、何かしらのツッコミをしたくなるくらい、皆個性的なキャラをしています。
しかし、最後まで何かをツッコミたくてもツッコめない、何かもどかしい気持ちを持ってしまうのがてっちゃんこと、菅谷哲也でしたね。
なぜ、てっちゃんはいつもフラれてしまうのか
結論から書きますが、てっちゃんは最後まで好きな女性にフラれてしまいました。
テラスハウスをご覧になっていない方には、よく分からない内容で申し訳なく思いますが、てっちゃんは優しい性格で、いつも好みの女性と良い雰囲気になり、本人としても手応えを感じているにもかかわらず、いざ告白してみるとフラれてしまうというお決まりのパターンがあるんです。
正直、かわいそうです。
努力をしているのがすごい伝わってくるのに、成果が出ないてっちゃんを見ているのは、男の私からしてものすごく辛いです。
でも、辛いと言って終わってしまってはいけません。
なぜ、フラれたのかよく考えて、次に繋げていかなくてはいけません。
なぜ、てっちゃんはフラれてしまうのでしょうか。
私も学生時代にはよく感じていたのですが、若者は「場の空気」を読んだり流されたりすることがあると思います。
意識的にではないと思いますが、「てっちゃん=フラれるキャラ」というのがテラスハウス内でも世間的にも定着していて、女性もその空気感に流されている感じがしました。
誰が悪いということはありません。
てっちゃんが悪いわけではないし、女性の側が悪いわけでもありません。
ただ、てっちゃんにその空気を打ち破るほどの力はなく、女性の側もその空気感を超えてまでてっちゃんと付き合う気にはなれなかったということではないでしょうか。
一視聴者として観ていてそのように感じてしまいました。
しいて言うなら、てっちゃんには、そのまとってしまった「フラれキャラ」という空気感を払しょくするほどの、高い意識とモチベーションを持って欲しかったと思います。
私、完全にテラスハウスにハマってしまってますね…(笑)
良いと思います。皆不器用なりに頑張っているのが伝わってきます。
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