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映画 『タイタニック』 ― ジャックから学ぶもの ―
監督・脚本:ジェームズ・キャメロン / 編集:ジェームズ・キャメロン、コンラッド・バフ、リチャード・A・ハリス / キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、キャシー・ベイツ、フランシス・フィッシャー / 原題:Titanic / 製作年:1997年 / 製作国:アメリカ / 配給:20世紀フォックス映画 / 上映時間:189分
映画『タイタニック』は1997年に公開され、翌1998年にはアカデミー賞を受賞したジェームズ・キャメロン監督の有名作品である。
舞台となるタイタニック号は、過去実際に存在した豪華客船であり、1912年に北大西洋上で沈没したという歴史を持つ。
内容は主人公のジャック(レオナルド・ディカプリオ)とローズ(ケイト・ウィンスレット)のラブ・ストーリーが中心にありながらも、「タイタニック号の沈没」という出来事が入念な調査と検証に基づいて描かれているため、実際のタイタニックに同乗したかと思えるほどに興奮と衝撃を与える。
初めてこの映画を観たのは私がまだ幼いときであったが、今でも一番好きな映画だ。
「To make each day count!」
ジャックは、絵描きなどの僅かな収入からその日暮らしの生活を送っている貧乏人だ。
しかし、ポーカーで運よく手に入れたタイタニック号のチケットで、大きく人生を変えることになる。
それはタイタニック号に乗れたからというだけではなく、そこでローズと出会ったからだ。
しかし、貧乏なジャックとは違い、ローズは富豪の相手を婚約者に持つ高級貴族の身分である。
いくら頑張っても手の届かない存在であるはず。
しかし、毎日のように開かれる無意味なパーティー生活に人生の希望を見出せないローズは、自分と違い貧しくも自由な生活を送るジャックに心を惹かれていく。
そこで、不意な出来事からジャックがローズや一等客等のいるディナーに招待されることになる。
大勢の富豪を目の前にして、不慣れな場であったが、ジャックは毅然とした態度で振る舞う。
そのとき、ジャックは周りに三等客室での生活を不憫に思われたが、次のように答える。
I figure life’s a gift and I don’t intend on wasting it.
You never know what hand you’re going to get dealt next.
That teaches you to take life as it comes at you.
To make each day count.
人生は贈り物だと思う。無駄にしようとは思いません。
次にどんなカードが配られるかは誰も分かりませんから。
(どんなカードが配られても)与えられた人生を生きる。
毎日を価値あるものにするために。
私は数あるタイタニックの名シーンの中でも、このシーンが一番好きだ。
いくら貧しくても、いくら周りに不憫がられても、自分の人生に誇りを持ち、また希望を捨てない。
毎日を価値あるものにするために、今日を精一杯生きようとするジャックの姿勢はとても素晴らしく、私は心を打たれた。
【関連サイト】
映画「タイタニック」オフィシャルサイト 2012.9.28(Fri)2D・3Dブルーレイ ON SALE
【船】Titanic タイタニック号の写真、画像【豪華客船】 – NAVER まとめ
タイタニック沈没から100年,タイタニック号船内の様子まとめ – NAVER まとめ
“3D公開” 映画タイタニックを100倍楽しむ雑学 – NAVER まとめ
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