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新文芸坐 ― 選りすぐりの名作をスクリーンで ―
名画座というのをご存じだろうか。
名画座では、多くの人が普段行くシネマコンプレックス(シネコン)とは違い、すでに劇場公開期間を終えた古い映画を上映している。
今回は、全国にいくつかある名画座の中で、私の一番のお気に入りである東京・池袋にある「新文芸坐」を紹介したい。
新文芸坐では、その時々に話題となっている出来事や、旬の監督などをテーマにして、それに関した映画を2本セット・1,300円(一般料金)という料金により鑑賞できる。
例えば戦後〇〇周年という時期であれば戦争に関連した映画を、ある映画監督が亡くなったときなどはその監督に関連した映画を上映している。
映画は国内・国外を問わず、またアニメ・ドキュメンタリーなどジャンルも幅広い。
そして、一番の魅力は、どの映画も普段生活しているだけでは絶対に出会わないであろう数々の名作が選りすぐられているというところにある。
私自身、ここでたくさんの映画監督を知り、たくさんの素晴らしい映画作品に出合うことができた。
新文芸坐のルーツを辿れば1956年にまで遡るほどの老舗であるが、そのピックアップセンスは新しさすら感じる。
また、毎週土曜日には22:30~翌朝6:00までのオールナイト上映を行っている。
こちらも、毎回テーマを絞り、それに関連した映画を3~4本上映している。
座席指定はないので、押井守など人気があるテーマで上映されるときには、前売り券を購入するか早めに入場できるよう準備して行くなどしないと、座ることすらできないかもしれない。
それほどまでに活況がある。
さらに「新文芸坐友の会」(入会金2,000円/年会費1,000円)に入会すれば、毎回会員価格で鑑賞することもできる。
もし、何か良い映画を探しているというのであれば、まずは新文芸坐に通ってみることをおすすめする。
新文芸坐:http://www.shin-bungeiza.com/
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【関連サイト】
感動はスクリーンから – 低料金2本立ての名画座 | 新文芸坐
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