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監督：ショーン・ペン　／　製作総指揮：デビッド・ブロッカー、フランク・ヒルデブランド、ジョン・J・ケリー　／　製作：アート・リンソン　／　キャスト：エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、キャサリン・キーナー　／　原題：Into the Wild　／　製作年：2007年　／　製作国：アメリカ　／　配給：スタイルジャム　／　上映時間：140分

映画『イントゥ・ザ・ワイルド』は2007年に公開された、ショーン・ペン監督作の実話に基づいた映画である。

主人公のクリスは裕福な家庭に育ち、優秀な成績で大学を卒業した。

両親はその後、クリスをハーバード・ロースクールへ進学させるつもりでいたが、本人の望む人生はそのようなものではなかった。

この人生の先にある金や物、地位や権力などは、クリスにとって全く価値のないものに思えた。

文明に侵され、ものごとの本質を見失い麻痺していくことを恐れていた。

クリスは文明によってではなく自らの力で生きていくために、家族との連絡を絶ち、一人アラスカという野生の地へと旅に出ることにした。

「自由と素朴な美しさは無視するにはすばらしすぎる」

クリスは旅の途中で様々な人に出会った。

自然という過酷な状況に身を置きながら、人の優しさや自然の雄大さを感じた。

ときに、もしあのとき旅することなく大企業に勤め、優雅な暮らしを送っていたらどうだろうと思うこともあった。

しかし、今感じている感動は、この生き方を通じてしか得られるものではなかった。

最後にクリスは、自然の過酷さのまえで飢えに苦しみ死んでしまう。

発展した文明に慣れきった人間に対し、自然はあまりに無慈悲であった。

果たしてクリスのとった行動は間違っていたのだろうか。

人は誰しも、今の状況を捨て去って欲望の赴くままに生きてみたいと思うことがあると思う。

確かに、生きて行くには、文明に頼って、お金に頼って、会社に頼っていくことが必要になるかもしれない。

しかし、そのような生活をしていたのではクリスのように、本当の自然の美しさに出会うことはできないだろう。

どちらを優先するかは人それぞれである。

どちらも、正しい生き方である。

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【関連サイト】

映画『イントゥ・ザ・ワイルド』　オフィシャルサイト

イントゥ・ザ・ワイルド – Wikipedia

色んな意味で人生が変わる映画「イントゥ・ザ・ワイルド」 – NAVER まとめ

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